2年ほど使った自作スタンディングデスクの感想

自慢の作品でしたが、使うのをやめることにしました。

これは傑作!と自画自賛した自作のスタンディング・デスク(立ち机)ですが、2年ほど使い、やっぱり自分には合わないことが分かりました。

立ち机を使いはじめた時は、目的や理由はしっかりありました。思い入れのあるスタンディングデスクです。やめる前に、実際に使ってみた感想はどうだったのか?振り返って評価したいと思います。

<立ち机導入した当初の目的や理由> → <結果や感想>

  • 眠気対策&集中力アップ → (✕)眠気対策にはなったけど、集中力は維持できない。
  • 運動不足解消&健康維持 → (✕)ダメ。むしろ、逆効果。
  • 夏場の汗対策。 → (◯)これは期待通り。
  • 立った状態の方が勉強や仕事を始めやすい。 → (✕)ダメ。
  • 机でダラダラする習慣を改めたかった。 → (✕)やっぱりダメ。

眠気対策にはなったけど、集中力は維持できない

足腰が痛くなると集中できません

眠気対策に対しては、スタンディングデスクはバッチリ効果があります。絶対に寝れません。ただ・・ 若かりし頃は、すぐに何時でも眠たくなったのですが、最近は昔よりも眠くなりません。悲しいことに加齢の影響でしょう。もはや「眠気対策」は、私にとって重要項目ではなくなってしまいました。

そして、集中力についても期待した効果は出ませんでした。なぜなら、立っていると足が痛くなり、むしろ集中力の妨げになるからです。

立つことにより、10分以内の短時間だけの作業なら集中力は維持できるのですが、15分ほど経つと、足腰に痛みを感じ始めます。

スタンディングデスクをはじめる前は、「40分ぐらいなら、立って作業をするのは余裕」と思っていましたが、完全な誤りでした。その誤解の元は、自分の体力への過信があったのと、長年毎日の通勤に電車を使っており、片道40分以上立ち続けるのも平気だったからです。

スタンディングデスクは「ただ立つだけ」ではない

「電車で立つ」のと、「スタンディングデスクで立つ」の大きな違いは、スタンディングデスクでは、「ペンで字を書く」「キーボードを使う」といった作業をしていることです。電車内で、つり革につかまって「ただ立っているだけ」よりも、足腰に負荷が加わってしまいます。

マットを敷くと、足の「裏」の痛みだけは改善されるが・・

足腰の痛みは、床にクッションやマットを敷くだけで対策できる、という話ではありませんでした。ずっと立ち続けて作業をすると、どうしても足腰は痛くなります。痛みを感じれば集中力を保つことは出来ません。

運動不足解消&健康維持には効果がなかった

筋トレをする量が減りました

立ち続けても、筋力トレーニングにはなりません。よっぽど運動をしない人であれば、スタンディングデスク(立ち机)で足の筋力アップを見込めるかも知れませんが、少しでも筋トレをするような人は、素直に筋トレをした方が効果があります。

私はスタンディングデスクを使う前までは、スクワット等の足の筋力トレーニングを筋肉をしていました。時には、しっかりと追い込み、後で満足に立てない・・という程度にトレーニングをすることもありました。

でも、スタンディングデスクの導入後は、足の筋トレの量が減り、強度も下げました。だって「この後に、机で立って作業をする」と考えると、足に余力を残しておかなければならないので。足の筋トレは、「もう本日のデスク作業はない」と決めたタイミングだけに限られる事になり、足の筋トレをする機会が激減したのです。

腰痛になる恐れが出た

1時間以上、立ち続けてスタンディングデスクを使っていると、足腰が痛くなります。足だけでなく「腰」も痛くなってくるのが特に不安です。私も40才を越え、いつ腰痛持ちになってもおかしくありません。

スタンディングデスクを使う前は、「腰痛は座り仕事をしている人の病気」ぐらいに思っていました。ですが、スタンディングデスクを使い始めたことにより、立ち仕事をしている人も腰痛になることが理解できました。

「座り続ける」、「立ち続ける」というように、ずっと同じ姿勢を続けることが、腰痛の原因になるんですよね。

腰痛という健康不安を考えさせるようであれば、スタンディングデスクで「健康維持」は期待できません。

夏場の汗対策には効果あり

これは、完全に「◯」です。しっかりと効果がありました。当たり前ですが、立っていれば背中やお尻の通気性は抜群です。座ると発生するようなお尻とイスの座面の間の熱や汗、といった不快感はいっさいありませんでした。

立った状態の方が勉強や仕事を始めやすかったけど、次第に苦痛になった

はじめは座らずに立ったまま作業に移れることが、スタンディングデスクの長所でした。気楽に作業をスタートさせることが出来ました。ですが、次第にその効果は薄れ、最終的には机に向かうのが、苦痛になってきました。

前述のように、スタンディングデスクで足腰が痛くなる経験が、やがて苦痛の記憶として積み重なり、次第にスタンディングデスクに向かう気力を削ぐようになったのです。

机でダラダラする習慣を改善されたけど・・

前述のように、スタンディングデスクで足腰が痛くなる苦痛の記憶があるので、「机でする作業時間を減らそう」という意識が芽生えました。

なので、ダラダラする時間は減りましたが、同時に、作業をする時間も大きく減ってしまいました。トータルでみるとプラスよりもマイナスが大きい状態です。

ダラダラする習慣を改めたかった理由は、机でしっかりと勉強や仕事をしたいから。でも、作業をする時間も大きく減ってしまえば、意味がありません。

ハイチェアでは、やっぱりだめだった!

スタンディングデスクを自作した当初から、長時間立ち続けるのは難しいことは分かっていました。時々、足を休めるためにイスが必要であり、天板の高さを調整できない自作のスタンディングデスクに対しては、高さのある「ハイチェア」を使えば良いだろうと考えました。

もちろん、普通のオフィスチェアと比べると、ハイチェアの座り心地が悪いことも初めから想像していました。その座り心地の悪さは、足置きを工夫することで、「何とかなるだろう」ぐらいに楽観していたのですが・・ 何とかなりませんでした。

やっぱり、というかハイチェアはだめです。ハイチェアがダメなのは足が床に届かないから。足が床に届かないと、イスに腰掛けながら、イスの位置を動かすことができません。イスを動かすことができなければ、机のとイスの位置関係を微調整することも出来ません。

イスに座って机を使う時、机に対してベストな体の位置があります。イスの位置を微調整できれば、机に対して常にベストな位置に体を持ってくることができます。

もし、ベストな位置に体を置かなければ、体に負担がかかります。そして、そのベストな位置も時間が経つと変わってきます。人間の体は、何時間もずっと同じ姿勢を続けると、体に負担がかかるようになっています。

これはたとえ話ですが、寝返りを打たない人は腰痛になりやすい、と聞いたことはありませんか?寝ている時も体を動かしている人(寝相の悪い人)は、腰痛などの体の不調が起こりにくいのです。

「立ちっぱなし」、「座りっぱなし」が良くないのと同じように、イスもずっと同じ位置で使い続けるのは良くありません。わずかでも体を動かすことで、負担は軽減されます。

この事実を、スタンディングデスクを2年ほど使い続けたおかげで、身をもって理解することができました。

そして、たいていのオフィスチェアには、下にキャスターが付いています。今まで、そのキャスターはイスに座りながら部屋を移動するためのものだと思っていましたが、その真の目的は、体を動かしやすくし、座っている人の体の健康を守るためにあるんだ、と勝手ながら気がついてしまいました。

結論、キャスター付きのオフィスチェアは有能です。

今後の予定

実は、このブログ記事を書いている時点では、もう既に新しいデスクとチェアを使っています。こちらがその写真です。

このように、座って使うデスクです。

一時期、オカムラの「スイフト」のような電動昇降デスクも候補として考えましたが、もう、立って使うデスクに未練はありません。スタンディングデスクはやめることにしました。

この新しいデスクもDIYで作ったので、また今度、これらの机やイスについての記事を書きたいと思います。

長文、最後まで読んでくれてありがとうございました。

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