役所で和暦を使い続けられる理由。お役人のメリットとは?

和暦を使うことで、役人にはメリットがある。

西洋のキリスト教文化から生まれた「西暦」は、便利さや実用面で、日本の「和暦」を凌駕しています。にも関わらず、役所では実務面で不便な「和暦」が使われています。お役所の影響は大きく、お役所が和暦を使うと、お上に気を使わなければならない業種、たとえば銀行も和暦を使わざるを得ません。

結果、多くの人が実務では不便な和暦を使い続けています。

和暦の不便さに不満を持つ人が、「役所は、和暦の使用をやめて、西暦を使うべき!」という声をあげると、国粋主義的な方々からは、「欧米のキリスト教文化に迎合するな!」との意見をちょうだいします。

すでに欧米に迎合しまくっているこの日本社会で、何を今さら?という気がするのですが、和暦派の方々は、イデオロギー的な問題や感情面を重要視する傾向があるので、「便利さ」を求めている西暦派の人たちとは、話が噛み合いません。

元号をなくすのではなく、「実務に限っては、西暦を使う」という案も、和暦派の人たちからは受け入れられて来ませんでした。

そんな現状にほくそ笑んでいる人達が、この日本にいるのです。

実は、日本の役所で西暦の使用が進まない原因は、官僚の思惑による物なのです。実務では不便であるはずの和暦ですが、日本を動かす官僚にとって都合が良いのです。官僚や役人にメリットがあることが、和暦が使われ続ける理由なのです。

<和暦 役所や官僚にとってのメリット>

  • 和暦を使い続けることで、国民は思考を停止しやすくなり、あやつりやすくなる。
  • 和暦を使い続けることで、自分たちの(簡単な)仕事を増やすことができ、楽をできる。

この奇想天外、突拍子もない主張を、アタマのおかしな私がこれから展開していきます。以下、読んでいただきたい。

和暦を使うと、人は、未来や過去について考える習慣がなくなる。

「和暦を使い続けることで、国民は思考を停止しやすくなる」とは、どういうことなのか?

西暦を一切使わずに、和暦だけで生活をしている人は、数十年以上先の「未来」のことを考えたり、100年、1000年前の「歴史(過去)」から物事を学ぶことは出来ません。

なぜなら、和暦では数十年先の未来を正確に表現できないから。100年先を「平成130年」などと、表現することは違和感しかないでしょう。100年先の元号が分かっていない状況では、仮に「平成130年」と呼ぶしかないのです。こんな状態では、人は未来のことを計画的に考えることができなくなります。

また同様に、和暦では過去の時代も、いつのことなのか分かりません。例えば、「今から、1000前の元号は何?」と聞いても、正確に覚えている人は、とても少ない。「久安3年」や「応永4年」などと言われても、一般的な歴史の知識しかない人には、どっちが先で、どっちが後なのか、分からないでしょう。

和暦しか使えない人は、時代の流れがスムーズに理解できなくなり、過去の歴史はどうでも良くなるのです。こうして、歴史から学ぶことが少なくなります。

なお、歴史に興味をもたない人は未来を考える思考力が弱くなる傾向があります。(「歴史を学ぶ目的は、未来を考えるため」と、どこかの学者が言っていました。)

では、こうした人が増えることで、官僚にとって何が都合が良くなるのでしょうか?それは、未来についての「意見」を、国民から言われる回数が減ることです。

国を運営している官僚は、問題を先送りにしたい時があります。そんな時に、国民の多くが、しっかりと未来の事を考えていれば、どうなるでしょう。

「問題を先送りにするな!」「未来の子どもたちの事を考えろ!」といった意見を、官僚は聞かされることになります。

こうなると、官僚にとっては迷惑です。スムーズに自分たちが仕事を片付けたいのに、いちいち文句を言われたら、たまったものではありません。

いちいち、「年金は、しっかりと未来にも継続できるシステムになっているのか?」

とか、「使用済み核燃料の処理は、ちゃんと問題なく1000年以上管理できるのか?」

等など、ゴチャゴチャうるさいことを言われたくないのです。

そんな時に和暦は、都合が良いのです。和暦だと、あまり遠い未来について説明することができません。「平成88年は….」と言ったように、先のことを考えた発言をしなくて済むのです。

国民も和暦しか使わない人は、遠い未来のことを考える思考が育たないので、20年、30年先のことは気にしなくなります。「遠い先の話はべつに良いや..」となるのです。

このように和暦しか使わない国民は、官僚にとって扱いやすい人たちなのです。そのため役所は率先して和暦を使うのです。自分たちが国民をあやつりやすくするために。

和暦を役所で使うと、役人は楽な仕事を水増しできる。

和暦を役所で使うもう一つメリットは、仕事を水増しできること。仕事を増やすことで、残業(有給)を増やしたり、人でを増やすことで役人の仲間を増やすことができます。増える仕事が役人にとって難解・大変なものでなければ、簡単な仕事が増えるだけなら、役人にとって良いことなのです。

もちろん、役人など公務員の労働時間や人数が増えることは、人件費の増加につながり、納税者にとってはメリットにはなりません。

「和暦」を使うことで、どんな仕事が増えるのか?

それは膨大な量の書類の書き換え、という単調な仕事です。元号が変わるたびに、膨大な量の書類を変更しなければなりません。今だと、書類の「年」を書くスペースには『明治・大正・昭和・平成』ぐらいしかありません。新しい元号は、今はまだ役所の人ですら知らないのです。だから、書類にも新しい元号を記載することはできないのです。

平成30年の後は、新しい元号が始まるはずなのですが、平成30年4月1日現在でも、まだ決まっていません。今年中に、新しい元号が決まるとは思いますが、その決まった瞬間に、いきなり膨大な量の仕事が発生するでしょう。

書類を変えなければなりません。元号の追加や書き換えをしなくてはなりません。そして、その作業量は少なくはありません。膨大な量ををこなすために、普段からたくさんのお役人を確保する必要が生まれるのです。

ですが、むしろ、それは役人にとって都合の良いことなのです。

元号が切り替わる時のために、普段からたくさんの職員を確保していれば、日頃の仕事の量は少なくて済むのです。ピークの仕事の量に対策をすることで、普段は余裕のある人員で仕事をまわすことができるので、楽をすることができるのです。

このように「和暦」を使い続けることで、仕事を水増しすることができ、その影響によって普段の仕事が楽になるシステムが、役所にはあるのです。

というジョークでした

と言う具合に、自論を述べてみましたが、一応ジョークです。私は西暦を使うのが好きな「西暦派」なので、和暦にこだわる行政に疑問を持っていました。なんで便利な西暦にしないのだろう?不便だな!そんな役所に対する憤りみたいな感情があったので、今回のような奇想天外な仮説を展開しました。

最近では、金融庁のHPで、NISAの説明を「平成」から西暦の表示に変えるなど、役所でも西暦を使う動きも見れました。もしかしたら、今後徐々に、西暦が使われ始めるのではないか?と淡い期待をいだいています。

昭和生まれの私は、平成に切り替わってから、非常に不便な思いをすることになりました。元号が平成に変わったことで、今まで使っていた昭和との連続性が断ち切れてしまったのです。
今後も和暦が役所で使われ続けることになれば、平成が終わることで、平成生まれの若い人たちも、きっと不便な思いをするでしょう。そうなれば「役所は和暦を使うのをやめよう」という声が増えてくれるのではないか、とも期待しています。

今日の関心

これから役所でも西暦が使われるのか?時代の変化に関心があります。

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