なんで中国経済や共産党の一党支配は崩壊しないのか?

 

「なんでバブルと言われている中国経済は崩壊しないの?」
「なんで中国では共産党の一党支配が終わらないの?」

何となく友人と会話をしていた時に、こんなことを聞かれたことがある。私は中国について詳しいわけではない。中国について知っているのは横山光輝の「三国志」や「史記」 。宮城谷 昌光の著作を数冊読んだ程度。現代中国に対して特別、詳しい知識はもっていない。

友人がこんなことを口にしたのは、世間で中国の崩壊に関する話がありふれているからだろう。自分も同じような疑問を持っており、私が人から教えて欲しいぐらいだった。

でも今後、同じ質問をされれば、私は自信をもって次のように答えるつもりだ。

「そもそも、政治体制の崩壊を予測するのは難しいこと。多くの専門家が予想するものの的中させたのは2%ほどというデータがある。100回中98回までが外れるものだよ。」

「日本の場合、出版社が売れるから数多くの『崩壊本』が販売されている。これは中国の崩壊が間近という兆候ではなく、こういう本を欲しがる人が多いから売られているのだよ。」

なお、わたしは先に断っていたように、中国の専門家ではない。さきほどの回答は全て「Newsweek 日本版 2017年10月24日号」に書かれてあったことの受け売りである。

こちらの特集では、次のような記事が掲載されていた。

  • 「共産党支配が崩壊しない理由」 ミンシン・ペイ(アメリカ クレアモント・マッケンナ大学)
  • 「根拠なき礼賛と悲観のツケ」 阿南友亮(東北大学)
  • 「中国崩壊論の崩壊カウントダウン」高口康太(ジャーナリスト)
  • 『崩壊』とは言っていない予言したこともない」インタビュー:代表的著者の石平が明かす相次ぐ「崩壊本」出版の裏事情

 

地震と同じように時期を予想するのが難しい

「崩壊を予想するのは難しい」というのは、ミンシン・ペイ氏の記事の受け売りだ。予想の難しさを「的中率は2%」という数字で説明している。なお、同氏は、崩壊の予想だけでなく、「体制の維持」を予想するのも難しいと言っている。

これって、けっきょく全く予想できない、ということですよね。

まるで日本で起きる、起きると言われ続けている「南海トラフ巨大地震」のような感じがしました。日本という土地柄、地震というのは起きる可能性があるものだと、多くの人が認めている話です。

同様に、やっぱり中国の現体制には問題があり、世界中の人から崩壊の可能性を予感させる理由があるようです。ミンシン・ペイ氏は、「崩壊を予想するのは難しい」と言いながらも、同記事を読んでいると、現代の中国の体制や社会情勢に対して懸念する気持ちが強いことが伝わる。具体的に20年以内にも大きな崩壊リスクがある事をほのめかしているほどだ。

まさに日本の地震災害も、20年というスパンなら、高い確率で発生する専門家もいたような気がするので、やっぱり「中国の体制の崩壊」と「日本の大地震」には確率の話としてはよく似た話なんでしょう。

 

崩壊本が多数出版されたのは儲かるビジネスだから

「中国崩壊前夜」
「中国の崩壊が始まった」
「中国崩壊カウントダウン」

こういった中国の崩壊本が書店に並ぶ背景には、出版社の都合が大きいのです。

まず過激なタイトルは本の売上を増やすために、出版社が知恵をしぼって考えられています。驚いたのは、崩壊本の代表的著者とされる石平氏の著書のタイトルは、作家本人ではなく、出版社が決めている、と本誌のインタビューで石平氏が答えています。

・中国の崩壊本は、こういった内容の著作を求める人達が一定層いるため、安定した売上が見込める点。

・中国の崩壊本の製作には、現地での取材コストが不要で、制作費が安くつく点。

こうったところも、出版社にとって大きなメリットがあるため、出版社は力を入れて広告を出して販売している背景があるのです。書店に足を運ばなくても、こういった過激なタイトルの広告が新聞や、電車の社内のなどで出されていれば、なんとなく「中国の崩壊が近づいているのかな」と予感したくなりますよね。

と、ここまでの話だと、ほぼ出版社が悪いような言い方になりましたが、私は出版社だけが悪いのではなく、正しい情報が書かれた本を選ばない我々にも責任があるのではないでしょうか。

Newsweek 日本版 2017年10月24日号 の中でも、しっかりとした内容で書かれた中国崩壊本も紹介されています。

「超大国・中国のゆくえ4 経済大国化の軋みとインパクト」丸川 知雄 ,‎ 梶谷 懐

 

ただ、これらの内容は専門的すぎて、学術的すぎて、「一般の読者にはなかなか理解できない」とも本誌では語られていましたけどね。

 

今日の関心

今後、中国がどのようになるのか興味深い。

先日、中国共産党が憲法で規定されている国家主席の任期制限を撤廃する。というニュースがありました。
良い悪いはひとまず置いておいて、中国はこの数十年で体制が大きく変わっているので面白い。社会主義国家から、資本主義社会へ。そして今回のニュースは、集団指導体制から独裁体制に進む変化と言われています。

時代と地域が変わって、古代ローマ帝国の話になりますが、もともとローマ帝国は集団指導体制でしたが、かの有名なユリウス・カエサルの頃に独裁体制に変化しています。

両者の違いと共通点を見つけられると、さらに面白くなりそう。

 

 

 

 

 

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